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ナッパレザーとは

「 ナッパ革  ( nappa、Nappa leather ) 」  本来は羊皮、山羊皮を手袋、衣料用革などに […]


「 ナッパ革  ( nappa、Nappa leather ) 」

 
本来は羊皮、山羊皮を手袋、衣料用革などに仕上げた吟つき革のことで、現在は

クロムなめしをした牛皮から作られた柔軟な衣料革や甲革、袋物用革もナッパ革

ということが多い。

ナッパ(Nappa)の名称は,アメリカカリフォルニアの町から取った名前で

アルミのコンビなめしの吟付仕上げの羊革を指していた。

しかし、今日ではナッパと言えば吟面を塗装仕上げした全ての革を指しています。

 
「 シープ革(羊革)について( Sheep skin ) 」


羊皮は古くは羊皮紙(パーチメント)として用いられていたが、羊革は薄く、柔らかく

手触りの良い美しい吟面、スエード面をゆうしている。ウールとヘアー、羊と似ている

動物に山羊(やぎ)がいる。山羊も羊もツノがあり(羊にはツノがない種類もある)

足のヒズメが割れていて、全く同じように見えれ場合が多い。ただ明らかな違いは、

山羊の雄にはアゴヒゲがあり、羊には見当たらない。ヒゲの有無はつまらないことの

ようであるが、実は、羊が衣料や敷物用原料として育てられてきた秘密がここにある。

山羊の毛はヘアー(Hair)といって、アゴヒゲがあり、人間の毛近いものである。羊の毛は

ウール(Wool)といって、持つと細よく縮れふっくらと感触の優れたものが多い。

人間ははじめから家畜として現在のような柔らかい毛に覆われた羊を飼っていたわけでは

ない。中央アジアの高原に現在もいる野生の羊のように、硬い毛をもった羊だった。

野生の羊は、秋から冬にかけての寒い時期に、体の表面の硬い、長い毛の下に柔らかい

毛を生やす。このような羊を季節と関係なく、全体に柔らかい毛が生えるように変えた

のは、人間の長い時間をかけての苦心と努力だった。

この山羊の毛、ヘアーと羊の毛、ウールの呼び名が基づくと考えらえる呼び名が皮革

業界では羊に関して用いられており、ヘアーシープとウールシープと呼ばれている。

 >> ラムスキン とは: 生後1年以内の子羊の皮の事。

>> シープスキンとは: 生後1年以上の羊の皮と区別している。 

羊革には種類が多く、難解な用語が使われ、誤解されているものも多く、大きさ(年齢)

によってラムとシープに分類されるが、実際にラムといってもシープより大きな革が

あり、両者の境界はあいまいなものも多々ある。

 
① ヘアーシープ ( Hair sheep )


山羊(ヤギ)によく似た羊で、改良されずほぼ原種のまま肉用種または乳用種として

存続している直毛種の羊である。主として赤道を中心とした緯度、南北15度の範囲の

熱帯地方で飼育されている。エチオピア、ナイジェリア、イエメン、インド、

インドネシア等暑い国に産する羊なので、毛質は悪いが、皮は薄くて丈夫である。

南アフリカのCape Townにちなんで名づけられたCape skinもヘアーシープの仲間

だが、今日では本当のCape skinは少なくなったが、歴史ある呼称でもある。また、

キャブレッタ(Cabretta)は、本来ブラジル産のヘアーシープで、今日では南アメリカ、

西、東アフリカ産のヘアーシープを指す。

主な用途:衣料用革・靴用革・各種手袋用革・袋物用革・手芸用、本の装丁用革等々。

  

② ウールーシープ ( Wool sheep )


主としてウール(羊毛)を取る為に飼育されている巻毛種の羊で、ヘアーシープが

暑い国々で飼育されている羊に対して、全体を長い毛で覆われているウールシープは

主として南北緯度45度~60度の比較的気温の低い地域でイギリス、ニュージーランド、

オーストラリア等で飼育されている。栄養分が主に毛の方に廻るため、皮質は

ヘアーシープに比べて劣る。近年、吟面と床面との間の空隙が原因で生じる吟面の

亀甲状の模様が面白いとの事で、あえて凸凹の吟面のまま使用されているケースも多い。

主な用途:ムートン敷物・衣料用革
     
     スカイバー(吟面):本の表紙

     
     セーム革(床面):自動車やメガネレンズ等の拭きものに使う
              洗濯することのできる革。

 

③ ヘアーとウールの中間タイプ


前述のエチオピアシープを中心としたヘアーシープに加えて、皮革産業の立場から

重要視される羊は主として北緯30度から45度の間で飼育されている羊である。

これ等は、ヘアーシープとウールシープの中間に当たるスペイン、ギリシャ、フランス、

トルコそしてイラン等から産出する羊皮で吟面と床面が分離する事も無く、吟面の傷も

少ない皮が多いので、衣料用、靴用革として幅広く使用されている。

特にスペインラムは、これ等の用途に最適でエントレフィーノはブランド素材である。

スペインラム

①エントレフィーノ種  :靴用革・衣料用革・手袋用革・ダブルフェース毛皮

②トスカーナ種・メリノ種:ダブルフェース毛皮